その489 再会 2019.7.25

2019/07/25

ある会合で見知らぬ男性から肩をたたかれ、「こんにちは」と挨拶された。
どなた?、と思っていると、向こうは私の名を知っている。しかもファーストネームの方を。
うーん、自分と同じような年に見えるのだが、ますますどなた?と考えていると、
「Kです、お久しぶり」と言う。
ああ、そうか、小学校卒業から会ってなかったK君か。
その後は一気に子供の頃がよみがえって、あだ名で呼んで話す。

 

幼稚園からの同級生で、私もチビだったが彼も同じようなチビ。
しかし彼は子供の中で騒動が持ち上がった時、正義を感じれば体格の大きな者にも敢然と立ち向かい、
私はうらやましく思っていた。今は公務員で、多くの部下を持つ立場だそうだ。

 

幼稚園にもう一人体格の同じような友がいた。
Y君としておくが、彼とは昨年の同窓会でお会いした。Y君はアートデザイナーとしてオフィスを構え、
音楽関係などの雑誌の装丁を手掛けたりで、幅広く活躍中とのことだった。
そういえばY君は幼稚園では宇宙船などの絵を描くのがうまかった。

 

K君、Y君、私がチビの三羽烏と言われたものだったが、
50年以上たった今でも、三人とも同じような背丈であるのがなんだかおかしい。
一度、三人で顔合わせをしてみたいものだ。