その492 トリオ 2019.9.29

2019/09/29

高校生と中学生の男三兄弟の弦楽器トリオを聴く機会があった。
トリオの名をJIRUTOという。
三人の名から付けたようだ。ヴァイオリン2本とチェロ1本。
ビバルディや葉加瀬太郎の情熱大陸など、なじみの曲をうまいアレンジで聴かせる。
歌わせ方やノリの良さ、盛り上げ方もうまい。

 

プログラムの中に、招待した側からのリクエスト曲で「ひょっこりひょうたん島」があった。
聴衆の多くはおじさん年齢で、みんな知ってるという曲なのだが、
若い彼らは聴いたことがなく、ユーチューブで聴きましたという。
50年ほども前の曲だが、いい曲でいまだに色褪せない。
歌詞にも勇気をもらうことがよくある。
音楽の業界にいる人で30代の方に聞いてみると、
「もちろん放送されていたひょっこりひょうたん島は知りません。
再放送なんかで知ったと思います。」とのこと。
ひょうたん島は今もどこかへ進んでいるはずだが、時代も進む。

 

中学生女子たちの話。
鏡川にかかる橋を自転車で通学していると思われる三人組。
南から橋を北側に渡ると、レンガのような路面になる。
一人の子が、「じゃあ、行くで。」と声をかける。
他の二人が「オッケー」と答えて、自転車をこぎだす。
三人はそれぞれ「アーーー」「ワーーー」「ウオーーー」と言いながら自転車で路面を下ってくる。
路面のデコボコが、彼らの声に振動を与え、微妙なビブラートがかかる。
彼らは合唱部?
「アーーー」「ワーーー」「ウオーーー」~~~「―わっはははーーー、、、、」と笑いながら去って行った。

 

JIRUTOの三人も、女子中学生三人組も若いっていいですね。
彼らの将来は音楽関係の仕事か、はたまた少し音楽とは縁の遠い仕事になるか、
わかりませんが、純粋なところを伸ばして成長してもらいたい。