その507 20年前の教材 2021.4.23

2021/04/23

 本棚を整理していて、古い本、使わない本を処分することにした。
その中に1999年発行の英語の教材があった。
英語の語彙を増やそうという本で、別売の音声CDもはさまっていた。
買った覚えはあったが、書き込んだ赤ペンや下線は3ページ目で終わっていた。
三日坊主の典型と言えよう。
 
 CDを聞いてみた。ニュース英語なのだが、単語はパラパラと認識できるものの、
文章として何を言っているのかほとんどわからない。
例を挙げればきりがない。
動詞をつかむのが要点と思っているが、
肝腎な動詞はisやwere, leapなど一瞬で通り過ぎてしまい、意味がつかめなくなる。
Afterの後にはlunchやaccidentなどの短い単語を予想していたら、長く続く文章で混乱する。
Thanがthenに聞こえて、それからどうしたって?になってしまう。
 
 音声CDは2枚のはずだが、1枚しか見当たらない。
勉強し直すにしても、1枚あれば十分と初めは考えていた。
しかし聞いてみると、残りのCDも欲しくなった。
20年以上前の教材である。
新聞には「今日からやり直す英語」「ネイティブが使うこのフレーズ」「中学英語でホント十分」
といったタイトルの英語学習本の広告が毎日のように載っている。
とうの昔に書籍は絶版、CDなど手に入るはずはないと思っていた。
しかしダメもとで出版社のホームページを検索すると、書籍も別売のCDもまだ現役であった。
CDの音声を20年後の現代ではダウンロードできる。
 
 CDプレーヤーのリモコンを使うよりも、パソコンでクリックする方が楽である。
しかし内容の習得が楽になるわけではない。継続は力なりと、小学校で教わった。
20年ぶりにもう一度続けてみよう。今、2週間経過したが、まだ続いている。
出版社の販売継続に感謝する日が来るかどうか。
ちなみに28年前に購入した英文法の本によれば、
afterは「従属接続詞」の「副詞節を導くもの」で説明されている。
「何です?それは」と思うが、afterの後に文章が来る例がたくさん挙げられていた。