猿ケ嶽

低山の鉄塔巡視路をのんびり歩けるよい山です。
地形図　佐川

国道56号線、土佐市を西へ抜けて、土佐市甲原の交差点を右折して
佐川方面へ向かう県道53号線へ入ります。
途中、うねうねとした細い道になりますが、舗装されています。
土佐市と佐川町との境界で、峠となります。
道路の左側に台形のコンクリート壁があって、
「ナウマンカルストあっち」を示す古い木の標識がみられます。
この標識があるところ、コンクリート壁の始まるところが登山口です(A)。
登山口や山名の標示はありません。
車は手前の少し路側帯の広いところにでも、迷惑にならないように駐車。

鉄塔の巡視路を進み、ほどなく55番鉄塔となります(B)。
道なりに進んで、一部伐採による倒木がありますが
数分で、55番、56番の標示のある分岐になります(C)。
ここは、56番の標示に従って、右方向に進みます。
ここをまっすぐ進んでしまって、林道に出会い、いいかなっと思いながら
林道を上る方向に歩いて、訳が分からなくなったことがあります。
標示が目立たなくなっていますので、要注意です。

植林帯の中の横道となり、さらに進むと、左手に大岩が見えます(D)。
大岩の手前を、折り返すように左上にジグザグに登ります。
Cから15分ほどで56番鉄塔になります(E)。

56番鉄塔から左(東)に山道が続きます。
数分歩くと、はっきりした山道は、南方向へ下りていきますが(F)、
ここは尾根をたどってまっすぐ進みます。分岐部にヒモなどの目印あり。
少し倒木などがありますが、さらに数分で山頂となります。
参考書：春野公麻呂著　土佐のマイナー山　PART2　p74　ロンプ・ブックス

写真上は登山口のつくし。下は山中のアセビ。時期は4月初旬。
3月下旬にはハルリンドウの花が見られます。