笹倉(さぞう)湿原
2016/10/30 笹倉湿原 (愛媛県久万高原町)
ウマスギゴケが一面に密生する湿原。途中の雰囲気も良い。
石鎚湿原とも言われます。
詳しく述べた参考書はないのでは、と思います。
筒上山から南へ県境を下ると湿原に至る、と書いてある本がありますが、
かなりの距離と難ルートでしょう。地形図 筒上山
高知市から、194号線を北上。吾北で493号線に入り西へ。
仁淀川町の旧池川町・土居で494号線へ。
494号線は池川の町をくねくねと進みます。標識をよく見ましょう。
やがてちょっと辛い山間部の道路が延々と続き、
境野トンネルで愛媛県・久万高原町に入ります。
東川で面河、石鎚スカイライン方面へ北進。
立派な鳥居をくぐって石鎚スカイラインに入って、いくつかトンネルを抜けます。
冠岳トンネル、保土迫トンネル、金山トンネルを通過すると
金山橋があり、渡ったすぐ先が左カーブになります。
左側に駐車場あり(P)。ここに駐車。
登山口は、橋を面河方面に戻った山側に、国有林の表示のある所です(A)。
高知市から約2.5時間。
Aにはゲートがあり、その脇を入ってしばらくは林道歩きです。
途中、堰堤があり、ここはその手前を左側に進みます。
Aから15分弱で林道は左へ進みますが、
白い表示板と、赤い矢印で「笹倉湿原」右を示す表示が出ます(B)。
ここは右手の山道を登ります。
以後は、踏み跡と赤テープを目印に、ほぼ北向きへの登りです。
Bから20分ほどで、小さな沢を右へ渡ります。
標高1400mを少し越えたあたりで、進路はやや左(東)へ曲がり、ゆるい下りとなります。
拝見したホームページの記述では、「風呂釜の放置された、ワサビのある沢」と
書かれたものがありますが、ワサビのありそうな沢はあるものの、風呂釜は発見できませんでした。
林の中に、前触れもなく、一面緑の湿原が現れます。
笹に浸食されて、だんだん小さくなっているそうです。
いつまでも残ってほしいものです。Bから1時間15分ほど。
帰路は、元来た道を帰りますが、往路には気付かなかった間違えやすい所があります。
誤った方向にも赤テープが付いているところもあります。
地面に通せんぼ状に木が置かれて、「行くな」を示していますが、気づきにくい。
また、木を乗り越えていくのが正解のところもあり。
踏み跡をよく見て、赤テープが見えなくなったら、2,3ケ赤テープを逆にたどりましょう。
写真左上は登山口(A)。右上は林道との分岐(B)。
写真下は湿原のウマスギゴケ。