綱附森
2016/09/09 綱附森 (高知県物部村・徳島県東祖谷山村) 1643.1m
最初を除けば、特にキツイ登りはありませんが、なかなか近づかない山頂。
しかし、大展望を満喫しながら登れる山です。
2004年以来の綱付森でしたが、2016年7月は天気が悪く、途中で撤退。
2016年9月にリベンジしました。
目標物の少ない登山道で、表現がむずかしく、
参考書の記述もやや漠然としています。地形図 久保沼井
アプローチは国道195号線を香北町から物部村へ。
大栃橋を渡って左へ県道49号線に入ります。
笹口を過ぎて左へ(R49)
笹渓谷温泉(廃業)を過ぎて明賀にいたります。
ここから林道笹・笹上線ですが、ずっと舗装されています。
矢筈峠(別名アリラン峠)のカーブを
少し回ったところに駐車できます(A)。
ここから未舗装の東笹林道を少し走って、
ゲートの手前にも駐車スペースがあります(B)。
AからBまで歩いても5分程度です。
左の山側に登山道があり、最初が少しキツイ登りです。
いくつかのアップダウンの後、樹林帯の中で
北向きに進路が変るCまで、Bから約40分。
1421Mピークを巻いたあたりで展望の開ける笹道となります(D)。
CからDまで15-20分。
Dでは、登山道が右へカーブして、少しUターンする感じになりますが、
しっかりした踏み跡のとおり進みましょう。
登山道は北東へ下りますが、これが正しい道。
Dでカーブを直進して、笹原の細い踏み跡へ入ると、
踏み跡は尾根上にあるものの、北西へ下ってしまいます(X方向)。要注意です。
鞍部のE付近に参考書では林道に降りる山道があるように書かれています。
以前は表示もありましたが、現在は表示はなく、山道の分岐も不明瞭です。
ここは直進。DからEまで約15分。
E付近が、綱付森への中間でしょう。
Eからはまだか、まだかと前方を見ながらの登りです。
スタミナが切れないよう、注意しましょう。
最後は腰まで埋もれる笹道になります。
頂上が手前から認識しにくく、ひょっこりと山頂に至ります。
頂上は360度の大展望。Bから頂上まで約2時間15-30分程度。
比較的よく整備された登山道ですが、表示や赤テープは少ない。
参考書 新・分県登山ガイド 高知県の山 (山と渓谷社) p50
写真左上は登山口(B)。右上は途中から山頂をあおぐ。
写真左下は山頂から北方、天狗塚。右下はトサノミツバツツジでしたっけ(春の写真)。