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その546 思い込み 2025.3.14
2025/03/14
巨人の星の歌の「思い込んだら」を「重いコンダラ」と思い込んでいたっていう話はよく聞きます。
コンダラを、グラウンド整備に使うローラーだと勘違いしたことから起こったのだろうと言われています。
この前、お店でピンキーとキラーズの「忘れられないの~」という歌を歌っている方がおいでました。
その後の歌詞に「小さなのカイの船~」というのがあります。
私が子供の頃に流行った歌で、子供心に情熱的な歌やなあ、と思ったことでした。
その晩、何十年も前から間違った思い込みをしていた事に気が付きました。
「カイ」って「貝」だと思っていましたが、船はホタテのような貝では進みません。
「小さな櫂の船」なのですが、
「真夏の海、燃えるような恋」に和船を思わせる「櫂」だったのか、、、と納得したことでした。
大学時代、親世代の周りの大人が思い込みで
「あの子、あなたにあこがれてるみたいよ。」
って私に言いました。
美人でかわいい人だったので思い切ってお手紙を書いてアタックしたら、
なかなか返事が来ませんでした。
やっと来た返事には、あまりはっきりと書いてなくて、
「忙しくて、、」といったようなことでした。
大人のお一人からお話ししたいと言われて、食事の席に誘われました。
話が核心に入り、
「彼女はふつうのお付き合いがしたい、ですとお。」
「はい、わかりました。」
「わかったって、何がわかったあ?」
「つまりふつうのお付き合いから始めて、、」
「いやいや、そう、じゃないみたいよ。」
「あっ、そう、そうなんですね。」
食事に誘って下さった方が柔らかに、言いにくそうに彼女の気持ちを伝えて下さいました。
周りが思い込み、私が思い込み、チャンチャンで終わった話でした。
今日はホワイトデー。